症例
脂肪由来幹細胞治療とは
脂肪由来幹細胞治療は、患者さまご自身の脂肪組織から得られる細胞を用いる再生医療です。
変形性関節症や腱障害などに対して、診察、画像検査、これまでの治療経過を踏まえて適応を判断します。
当院では、関係法令に基づいた手続き、説明、同意、安全管理のもとで実施します。細胞の加工は外部機関と連携して行う場合があります。
治療効果には個人差があり、すべての方に同じ効果が得られるわけではありません。
こんな方におすすめ
- 変形性膝関節症による痛みが続いている方
- 変形性股関節症に対して保存療法を検討している方
- 薬物療法、ヒアルロン酸注射、リハビリで十分な改善が得られない方
- 手術以外の治療選択肢を検討したい方
- リハビリテーションと組み合わせて機能改善を目指したい方
期待される効果
関節の痛みの軽減を目指します。
炎症や組織修復に関わる反応を利用し、機能改善を目指します。
リハビリテーションと併用することで、日常生活動作や運動機能の改善につなげます。
リスク・副反応
- 脂肪採取部位の痛み
- 腫れ
- 内出血
- 感染
- しびれ
- 傷あと
- 投与部位の痛み
- 関節の腫れ
- 発熱
- アレルギー反応
- 効果に個人差があること
- 症状や病期によって十分な効果が得られない可能性
- まれに追加治療や他の治療が必要になる可能性
治療金額
脂肪由来幹細胞治療は自由診療です。健康保険は使用できません。
費用は治療部位、加工方法、治療回数、併用治療により異なります。
料金内に含まれる内容
料金に含まれる内容は、最終的な治療設計により異なります。以下の項目を明記します。
- 医師による診察
- 適応判断
- 必要な画像検査
- 術前検査
- 脂肪採取
- 細胞加工に関する費用
- 患部への投与
- 治療後の説明
- 経過観察
- リハビリテーション計画の提案
細胞加工を外部委託する場合は、委託先、加工内容、費用に含まれる範囲を確認したうえで記載します。
治療の流れ
1
初診・問診
現在の症状や痛みの程度、発症時期、これまでの治療歴などを詳しくお伺いします。患者さまのお悩みやご希望を踏まえ、一人ひとりに適した治療方針を検討します。
2
診察・画像検査・既存治療歴の確認
診察に加え、必要に応じてレントゲンやMRI、超音波(エコー)などの画像検査を行います。また、これまで受けられた治療やその効果についても確認し、現在の状態を総合的に評価します。
3
適応判断
診察結果や画像検査、症状の経過をもとに、脂肪由来幹細胞治療が適しているかを慎重に判断します。
4
治療内容・費用・リスク・副作用・代替治療の説明
治療の流れや期待できる効果、費用、起こり得るリスクや副作用について丁寧にご説明します。また、他の治療法との違いも含めてご案内し、十分にご理解いただいたうえで治療をご検討いただきます。
5
同意書の確認
治療内容について十分にご理解・ご納得いただいた後、同意書をご確認いただき、ご署名をお願いしています。
6
必要な検査
安全に治療を行うため、血液検査など必要な検査を実施し、治療が安全に行える状態であることを確認します。
7
脂肪採取
局所麻酔を使用し、腹部や大腿部などから少量の脂肪組織を採取します。患者さまの負担をできる限り軽減できるよう配慮しながら行います。
8
細胞加工
採取した脂肪組織を細胞培養加工施設へ搬送し、品質・安全性を確認しながら幹細胞を培養・加工します。治療に使用できる状態になるまで一定期間を要します。
9
患部への投与
培養・加工した幹細胞を患部へ投与します。必要に応じて超音波(エコー)で確認しながら、目的部位へ正確に注入します。
10
治療後の注意事項説明
治療後の過ごし方や運動、入浴、内服薬などについてご説明します。安心して回復期間を過ごしていただけるよう、注意事項を丁寧にお伝えします。
11
経過観察
治療後は定期的に診察を行い、症状の変化や治療効果を確認します。必要に応じて画像検査を実施し、回復状況を評価します。
12
リハビリテーションや生活指導を併用
治療効果をより高め、再発予防につなげるため、必要に応じてリハビリテーションや運動・生活習慣の指導を組み合わせ、一人ひとりに合わせたサポートを行います。

